学校施設は、子どもたちが学ぶ大切な場であると同時に、災害時には地域の避難所としての役割も果たしています。
そのため、文部科学省は公立学校施設の耐震強化や体育館の吊り天井の落下防止策を推進してきました。
しかし、近年の大規模地震で、天井材など「非構造部材」の落下による被害が報告されるようになり、子どもたちを落下物や転倒物から守るための「非構造部材の耐震化ガイドブック」が策定されました。
このガイドブックは、学校施設における非構造部材の安全確保を目的に、老朽化による錆やひび割れ、取り付け方法の確認といった点検を進め、リスクを把握して予防的な対策を行うことを目指しています。
私たちは、学校側が行う非構造部材の点検を主にサポートし、一級建築士、設備設計一級建築士、建築主事資格者、住宅性能評価員、宅地建物取引士などの建築の専門家が技術的な検査も行います。これにより、学校施設の安全性を高め、災害時にも安全に避難活動ができ、更に安心して利用できる環境づくりに貢献しています。
地震時の安全対策が十分であるかを確認するため、事前に設計図等のチェック及びヒアリング、下見を行い、現状のリスクを正確に把握します、その後、積算、ご契約後、点検日程の調整をさせていただき点検を実施させていただきます。
点検内容は非構造部材(屋外壁仕上げや外装材、屋内壁仕上げ、天井(特定天井、特定天井に準ずる天井、その他すべての天井)、照明器具などの天井懸垂物、窓・ガラス・扉、棚・ロッカーなど什器の固定、空調設備機器、エキスパンションジョイント、ブロック塀などの外構)について、耐震・劣化・避難経路確保の観点から点検します。
その点検結果をもとに点検報告書の作成を行います。
弊社の非構造部材点検報告書は、文部科学省などの助成金申請の添付報告書として有効です。
検査・報告書の作成まで、すべてをワンストップで対応することで、
学校設置者の皆様の負担を軽減し、迅速かつ正確なサービスを提供しています。
また、一級建築士事務所として安心感のあるサービスをお届けできます。
未来を担う子どもたちが安全に学べる場所づくりをサポートすることが、私たちの使命です。
当設計事務所では、経験豊富なスタッフが文部科学省の書式に基づき各項目ごとに、安全性、耐震性、避難経路の確保など建築基準法を含めた基準を満たしていることを徹底してチェックし、報告書を作成致します。
また、報告説明会では写真・図面等より、指摘内容を明確化し、減災対策が円滑に進められるようサポート致します。
主な点検エリア
・東京都
・神奈川県
・千葉県
・埼玉県
・群馬県
・栃木県
・茨城県
関東圏以外の学校様もお気軽にご相談ください